10月は終活セミナーの講座や介護を学ぶ皆さんと、看取りについて語る機会が多くありました。
自分らしい人生の最終章は、どのように迎えることができるのか。
一人ひとりが何度も考えていく中で、生ききる発見と自分の思いに気づくことができます。
「人生会議をしよう!」と国は推奨しておりますが、中々浸透されるのは難しいことです。
ネガティブな死生観ではなく、ポジティブに人生を考えるためにも、
そして、せめて死を遠くに考えない世代が増えて社会の関心ごとが
増える時代にしたいと 思う年に私自身がなりました。
「老病死」は高齢者の考えることではなく、
自分の親世代のために必要であったり、
若い人たちが、自分たちの世代と語り合うことで、
「今」を大事にする入り口にもなるのです。
先日、介護職を目指す生徒さんに宿題を出しました
「あなたは自分の死期が分かることで何が変わりますか?」
死期がわかり、余命を伝えられたら、
行きたいこと・やってみたいことがあり、
決して最期のその時間は
待つものではなく、生きるために
積極的になる時間があるということが
伝わってきました。
『死期が分かった時には、いまは日常になっている
家族のためや人のための時間ではなく、自分自身の好きなことのために
時間を使ってみたい。』
という声もありました。
今、この瞬間も 家族や周りの人のために
たくさんの時間を使っている方々はたくさんいることでしょう。
それはその人自身を作り上げた大切な時間でもあります。
周りの人のために一生懸命頑張って、
ちょっと疲れているとしたら
自分を大事にしてもいい時間を持つことは、
自身を輝かせ、生きるエンジンを動かせるかもしれません。
たまには空を見上げて一息。
秋の澄んだ空気を 胸にいっぱい 吸い込んでみませんか?!
代表理事 真鍋
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